なぜ、ゼロから作らせないのか
AIに「かっこいいページを作って」とだけ頼むと、どこかで見たような、誰のものでもないページが返ってきます。ゼロから良い指示を書くのは、実はいちばん難しい仕事です。
だから最初の1枚は、動くと分かっている指示文を借りて、自分の題材に差し替えます。ギャラリーの作品には、それぞれ指示文(プロンプト——AIに渡す設計書のような文章)が付いています。借りるのは書かれた見た目ではなく、何をどの順で作らせているかという骨組みです。
選び方の3つの質問
1. ページの仕事が同じか
01で書いた「してほしい行動」と同じ行動へ向かう作品を選びます。予約してほしいなら、予約へ向かって閉じる作品。連絡してほしいなら、連絡先へ向かって閉じる作品。仕事が同じなら、業種が違っても骨格は使えます。
2. 手持ちの材料で成立するか
写真が主役の骨格は、写真がないと崩れます。自分がいま持っている材料——写真が何枚あるか、文章はどれくらい書けるか——で立つ骨格を選びます。
3. 直す量が、最初の1枚に合っているか
動きの多い派手な作品ほど、差し替える場所が増えます。最初の1枚は、静かな骨格のほうが早く公開まで着きます。派手なものは2枚目からで間に合います。
無料で全文が読める4作品
この4つは、指示文を最初から最後まで誰でも読めます。それぞれ、向いている題材が違います。
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お店・場所のページに
懐石 山椒
京都の懐石料理店。季節の品書きを順に見せて、予約へ向かって閉じる骨格。お店、教室、宿など、場所に来てほしい題材に向きます。
必要な材料: 店内や品物の写真が数枚。
指示文を読む -
ひとつの見せ場で印象を残すページに
触って発見するヒーロー
カーソルを動かすと、写真の下からもう1枚の写真が現れる。見せ場がひとつだけの、静かで強い骨格。写真そのものが主役の題材に向きます。
必要な材料: 主役になる写真が1〜2枚。
指示文を読む -
世界観で押すページに
NFTプロジェクトのランディング
動画を背景に敷いて、雰囲気ごと引き込む骨格。イベントや企画の告知など、空気を伝えたい題材に向きます。
必要な材料: 雰囲気のある動画か、それに代わる画像。
指示文を読む -
自分の作品を並べるページに
3Dキャラのポートフォリオ
作ったものを並べて、連絡へ向かって閉じる骨格。イラスト、写真、工作——作品と呼べるものがある人に向きます。
必要な材料: 見せたい作品の画像。
指示文を読む
選んだら
作品のページで、指示文を開いてください。ぜんぶ読まなくて構いません。冒頭のあたりだけ読んで、「何を、どの順で作らせているか」を眺めます。設計書を上から目で追う感覚です。分からない言葉が出てきても、いまは飛ばして大丈夫です。
よくあるつまずき
いちばん派手なものを選ぶ
派手さは、差し替える場所の多さでもあります。最初の1枚は、着くことがいちばん大事です。
好みの色で選ぶ
色とフォントは、次の工程で自由に差し替えられます。骨格で選んでください。
迷い続ける
2つまで絞れたら、どちらでも構いません。決めて進んだほうが、比べ続けるより多くを学べます。
この一本の終わり
作品をひとつ決めて、指示文の冒頭を眺めたら、終わりです。