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なぜ、見た目より先に決めるのか

このあとの工程で、AIに指示を出して、出てきたものを直していきます。そのとき、判断に迷う瞬間が何度も来ます。「この写真は大きいほうがいいのか」「この文は要るのか」。

迷ったとき戻る場所が、これから書く3行です。ページの仕事が決まっていれば、迷いは「仕事に効くかどうか」で片づきます。決まっていないと、生成のたびに流されて、きれいだけれど何のためのページか分からないものができます。

3つの質問

紙でもスマホのメモでも構いません。次の3つに、1行ずつ答えてください。

1. 誰が見るページか

ひとりに絞ります。「みんな」に向けたページは、誰にも刺さりません。顔が浮かぶ誰かひとり——常連のお客さん、仕事を頼みたがっている担当者、昔の同僚。その人ひとりに向けて作ります。

2. その人に、何をいちばん伝えるか

ひとつに絞ります。伝えたいことが3つあるなら、それはページが3枚要るということです。今日は1枚目なので、ひとつだけ選びます。

3. 読み終えた人に、何をしてほしいか

ひとつの行動にします。予約する、連絡する、作品を見る、日時を覚えておく。ページの最後は、この行動に向かって閉じます。

書き方の型

そのまま埋められる型です。コピーして、( )を自分の言葉に差し替えてください。

このページは、(誰)のためのページです。
いちばん伝えたいことは、(ひとこと)です。
読み終えた人には、(ひとつの行動)をしてほしい。

記入の実例

ギャラリーの作品から逆算した記入例です。どの作品も、この3行に答えられる形をしています。

  • 例1 — 京都の懐石料理店(懐石 山椒)

    このページは、特別な日の食事の場所を探している人のためのページです。
    いちばん伝えたいことは、季節の懐石をひと組ずつ丁寧に出す店だということです。
    読み終えた人には、予約の日時を選んでほしい。

  • 例2 — 3D制作者のポートフォリオ(3Dキャラのポートフォリオ)

    このページは、3Dの仕事を頼める人を探している担当者のためのページです。
    いちばん伝えたいことは、この人に頼めばこの質のものが手に入るということです。
    読み終えた人には、連絡先へメッセージを送ってほしい。

  • 例3 — あなたの場合

    週末だけ開くパン屋。友人が始めた教室。自分の趣味の記録。町内の行事の案内。
    どんなに小さな題材でも、3行に答えられれば、ページは作れます。

よくあるつまずき

全部盛りにする

「お店の紹介も、メニューも、自分の経歴も」。1枚のページにひとつの仕事です。残りは、2枚目からで間に合います。

見た目から決める

好きな色やフォントは、あとの工程で自由に差し替えられます。先に見た目を決めると、仕事に合わない見た目を守るためにページを歪めることになります。順番が逆です。

この一本の終わり

3行が書けたら、終わりです。次は、その3行に合う骨格を、ギャラリーから選びます。

02 ギャラリーから作品をひとつ選ぶ